きままろまん

1日1つSS掲載! ショートショート/スクリーンショット 小説と雑記のブログ

FF零式外伝②

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  • 朱雀四天王の始まり

 

今日は前回に引き続き、

「FF零式外伝 氷剣の死神」のレビューをしていきますよ~!

 

前回の記事はこれ↓です

ikunonomichino.hatenablog.com

 

では第2巻行ってみましょう~! 

 

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「悲しめないことが 悲しくて……」

 

「クリスタルの加護」のつらいところですよね……

亡くなった人との「思い出」は消えるのに、「喪失感」は残る。

そしてノーウィングタグや記録から、故人の「情報」だけは手に入る。

情報を見ても思い出せない、覚えていない事実にショックを受ける。

 

さっきまで一緒にいた人が、知らない人だと思えてしまう

っていうのは、他人事のような感覚なのでしょうか……

でも実際に自分が関わっていた事実は拭えないというのが、

心に矛盾をきたすんですよね

 

ここから、何人も色んな人を失っていく彼らですが、

ミワちゃんのこのセリフがあるからこそ、

失っていくつらさ、最後にはクラサメがただ一人背負っていく苦しみが、

よりリアルに伝わってくるのかな、と思いますね……

 

 

「魔法のない国で水をどうやって使ってるかなんて考えたこともなかったよ」

 

言われてみてから、そういえば魔法が使えるのって朱雀だけだった!

と思い出しましたw

零式本編で蒼龍や白虎に任務で赴くことはあっても、

日常生活を垣間見ることはありませんでしたからね~

なんか新鮮な感覚です!

 

そして、この会話すら伏線になっているという……!

そこにも驚きましたね!

 

そういえばクラサメ君は優等生だそうですが、

他の国の生活とかには詳しくないんですね~

戦闘面とかに特化してるのでしょうか……?

クラサメ君は結構無鉄砲なところもあるから、

あんまり優等生な感じがしないんですよね~w

 

 

「またかよ! つーか人じゃないだろ!」

 

このツッコミすごーく好きですw

サボテンダートンベリの出会いによって、

クラサメ君の「モンスター」の価値観がどんどん変わってくるんですね~

 

 

ググ ス パカ ゴト トテトテ つる パシ ストン カチャカチャ トテトテ ス クス

 

伝わりますかね……!?

伝わってほしい!

このオノマトペ大辞典みたいな2ページ!!

めっちゃ和むから好きなんです……!

トンベリがよろよろしてると何気な~く助けてくれるあたり、

クラサメ君ってイケメンだなって思いますw

さっきまで敵だと思っていた相手が、

そうじゃないとわかると手助けしてくれるのが、

彼の優しさなんでしょうね~

 

 

「オリエンスのことを知ってオリエンスのみんなを幸せに導いてあげなきゃならない」

 

「アギト」という存在を、

どこの国の人たちも望んでいるんだなって感じるセリフです。

 

でも候補生や武官たちの中で、

「朱雀のために」って考える人たちは多そうですけれど、

「オリエンスのために」って考える人たちは、あまり見ないですよね……

アギト候補生たちは、

「朱雀のため」と他国との戦争に巻き込まれるのですから、

可哀相な運命を持った子たちだな……

って思ってしまいますね

 

 

「死んだ者への忠義より 生きてる者を大切にしろ」

 

武官っていうのは、みんな口下手なのか?

って思ったワンシーンですw

タカツグ隊長の過去も壮絶なものがありそうだなって思いますが、

故人に囚われて前へ進めない者を

たくさん見てきたからこそのセリフに思えますね……

 

このセリフからだと、

カヅサは死んだ者への忠義を果たそうとしていることになるのでしょうか……

カヅサが一般の武官だったら周りから諭されたのかもしれませんが、

引きこもりの研究職だったから、

諜報部を使ったりしてクラサメを求める実験を続けられたのかもしれませんね……

 

 

「そうは思えないね」

 

怪しさ満載のアミター!

糸目キャラが開眼すると大概怖いというのをやってのけてくれましたね!

クラサメとグレンが簡単に罠に引っかかるのは、

この後のコテツの頭の回転の速さ、賢さを引き立たすため、

というのもわかっているのですが、

ちょっと簡単に引っかかり過ぎなような気もしますねw

 

 

「私 実技はぶっちぎりだったのに適性で落とされたんだ」

 

適性って何だろう……?

朱雀への忠誠心があるとかないとか、そういう類いの話なんでしょうか。

だとしたら落とされそうですよね。

朱雀人としての誇りとか無さそうですもん。

でも、そういう人を放置するのも、

今回みたいな事件の引き金になって危なそうですけどね……

 

 

「お兄ちゃんはね~ 私を殺そうっていう覚悟が足りないね~~」

 

そりゃそうですよね。

実戦2回目ですもん。

むしろ刀の大きな振りに対して小回りの利く短剣なら、

優勢で当たり前では?

って思ってしまいましたねw

 

 

「…助けに…来てくれたのか…?」

 

この後のトンベリの表情がめっちゃ格好良くて惚れますw

ばーさんの家にいたときに助けてもらったのを恩に感じていたんでしょうか。

クラサメに似て優しい子ですよね~

 

 

「親父との約束を果たすまでは!」

 

ちょっと待て。

急に親父出てきたぞ……?

とびっくりしました。

0組の影響でしょうね……

候補生にも当然両親がいるっていうのがあまり実感なかったので、

クラサメの口から親を感じさせる言葉が出てきて驚きましたね。

でも、この後最後まで「親父との約束」の話が生かされているので、

伏線としてさすがです。

 

 

「こんな劣等生で候補生を一括りにしないでくれる?」

 

本当なら、ミワちゃんすげええええって言いたいんですけど……!

獲物の大きさが違うじゃん!!

格闘術と刀だったら確実に前者の方が隙無いじゃん!!

クラサメ君大振りの刀だよ!?

って言いたくなりました……。

まあ、候補生的には、それらも含んでの実力だと思うんでアレなんですけど……

なんかクラサメ君こんなに頑張って戦ったのに、

全部ミワちゃんに持って行かれて可哀相だな~ってシーンです

 

 

「大丈夫…もうすぐ忘れるから…この気持ちも…ばーさんのことも忘れるんだ……」

 

1巻の最初でマキナをすごく気にしていましたが、

喪失を恐れる彼の気持ちが一番わかるのが、彼なんですよね。

自分と似ているからこそ、過去の自分を照らし合わせて心配になっていた。

クラサメが戦い続ける理由には、

忘れたくない、忘れられたくない

という気持ちが根幹にあるんじゃないかと思いますね。

切ない世界です……

 

 

「私 戦うよりも誰かの命を助ける方が向いてるみたい」

 

ラストを彷彿とさせて、すごくつらくなります……

ミワちゃんが戦いばかりで回復魔法を覚えなかったら、

クラサメの命は無いも同然ですものね

彼と同じように、彼女に命を救われた人はきっと何人もいる。

きっと、それがミワちゃんの誇りになり得たのではないでしょうか。

 

 

「知と武をもってオリエンスに調和をもたらすのが候補生だ」

 

この場面は素直にカッコイイですね~。

4人の長所の違いが、このたった2巻までにきちんと描かれているのがすごいなあと思います。

コテツの冷静さは、パーティーに安心感を生み出しますよね。

とても良い4人組です!

 

 

「アイツ 生きていたのか!!」

 

覚えているのなら、生きているっていうことでは?

グレンって名前も出してるし、

「さっきの候補生」って自分たちでも言っているのに、

このセリフに行きつくのはなんとも不思議ですねw

 

 

「私たちは「朱雀四天王」!」

 

なるほど、名乗っちゃった系ねw

ダサいだの、ガサツだの、ミワちゃんこの時言われた放題ですが、

それまで彼女がへこんでいた1ヶ月間は相当彼女らしくなかったんでしょうね~

やっとみんなが知ってるミワが帰って来て、きっとみんなも安心したのでしょう!

良い仲間たちだ~!

 

 

「でももしお前が望むなら 俺と一緒に来て欲しい」

 

クラサメ君にこんなセリフ言ってもらえるなんて、

トンベリほんと幸せ者……!

しかもマント掴んでるのがめっちゃくちゃかわいい!!

このシーンは、カヅサが聞いていたら嫉妬で狂っちゃってますね~w

 

 

「うん よく似合ってるよ」

「おめでとう! なんか嬉しくて泣いちゃいそう」

 

一番に報告するのはこの2人か~!!

嬉しいですね!

四天王が自分の居場所でもあるけれど、

帰って来たらちゃんとこの2人に会いたいって言うの、

クラサメ君にしては素直な行動で、とてもかわいいです!

でもこの写真見ると、泣いちゃいそうなんですけどね

クラサメ君がずっと大事に撮っておいた写真が、いつかの伏線になるなんて……

 

それにしても、護りたいものがハッキリとしてくるここら辺から、

クラサメ君の表情も柔らかくなってくるんですよね。

1組という目的も果たされ、仲間に恵まれ、

そして恋愛方面でも満たされるようになる。

満たされた後には、失うものもありますが、

それでも欠け替えのない時間になっていくのは間違いないですね。

 

 

「…え… あの子 俺のこと好きだと思うか!?」

 

クラサメ君の天然発動!!

久々に彼が盛大にいじられているシーンな気がしますね。

ポエム追いかけっこ以来かな?

この時のクラサメ君はいじられただけ良い反応するからいじり甲斐ありそうですよね~

 

それと、コテツ……アオイ嬢のことで心配になるのがカヅサのことなんですねw

カヅサのクラサメ君に対する重い愛がみんなに知られているのが

堪らなく面白いですw

 

 

いや~

やっぱりボリュームありますね!

1・2巻でこれだから、5巻のレビューはどうなっちゃうんだろうと今からヒヤヒヤですw

文字数半端ないことになりそうですねw

 

それでは、今日のショートショートは、

『DFFOOの世界に候補生カヅサが迷い込んだら』の第2話!

1話は、1巻のレビューと一緒に載せてあるので、

ぜひご覧ください!

 

 ……キリがない!

 

 気付くと魔導アーマーと皇国兵に囲まれていた。

 それまでの経緯は全く整理できない。整理する余裕すら与えてもらえず、ボクはただひたすら、自身を取り囲む敵に魔法を打ちこんでいた。

 

「ボクは、肉体派じゃないんだけどなぁ!」

 

 そう呟きながらも、魔力を極限まで絞り込み、魔導アーマーの核があると思しき中心に氷塊をぶち込む。

 魔導アーマーとの実戦は初めてだったが、親友から聞いていた知識のおかげで、少しはまともに戦えそうだ。

 茂みに忍び魔法を詠唱し、ガシャンガシャンと動く音を頼りに、瞬発的に飛び出して打ちこむ。その間コンマ数秒。

 研究職は動けないと馬鹿にされがちだが、ボクはもしものためにそれなりに鍛えていたから、それが功を奏したようだ。運動していて良かったと、心の底から感じたのはこれが初めてだ。

 

 魔導アーマーは的が大きいために、比較的倒しやすい。だが、兵士はそうもいかない。

 先程、茂みから出る瞬間を狙われていたようで、右腕をざっくりとやられてしまった。ここまでの傷を負うと、なかなか動けなくなる。

 咄嗟にマントを置いてきたけど、あの「神」とやらが言う「異世界」なのだとしたら、誰にも気付かれない可能性もある……。

 

 ボクはハッとし、ぶんぶんと頭を横に振った。

 戦場においての不安な気持ちは、命を散らす要素になる。

 ボクは努めて冷静になるように意識した。

 

 今できること。

 次の敵に備えることだけ……。

 

 そう心の中で唱えるが、慣れない戦場に緊張して、思考が負の方向に突き動く。

 いったいどれだけの敵がいるのだろうか。 戦い続けているうちに、その数が増えているような感覚に陥り、精神的に追い込まれていく。

 早く、誰かの助けが欲しい。 頼む。ボクの心が砕けないうちに。

 朱雀の兵は、候補生は、いないのか。

 

 そんなとき、聞き慣れた声に呼び止められた気がした。 そして次の瞬間、ボクは一番会いたいと願っていた人の背に護られていた。

 

「カヅサ、動くなよ」

 

 彼は茂みから飛び出して、大量の魔導アーマー、そして兵士たちと真正面から向き合った。

 辺りが急激に肌寒くなり、彼の右手に氷剣が構えられたのを見届けたが最後、一面は凍りつき、しんとした静けさに包まれた。

 相変わらずの魔力だ。ボクなんかじゃ足元にも及ばない。

 

「すげー……」

 

 氷の華が咲いた草むらを見て、感嘆する声が聞こえる。

 見覚えは無いけれど、あの人は彼の知り合いなのだろうか。ぞろぞろと仲間たちを率いて、華を踏みしめていく。

 それぞれが纏う衣類には何の規則性も無く、朱雀では考えられない派手な服を着た者までいた。

 その中で黒の軍服を纏った彼に安心感を覚えた。その彼は、仲間が発した感嘆の声が聞こえているのかいないのかわからないが、足早にボクの元へ戻ってきた。

 

「腕を見せろ」

 

 ボクは大人しく従った。相手が彼であるなら、反抗する理由はない。

 彼はボクの傷の様子を確認すると、レム、と女性の名を呼んだ。彼の声を聞き、すぐに少女が前に出てきた。赤味がかった髪が特徴的な少女だった。

 

「はい、隊長」

「怪我人がいる。治療してもらえるか」

「わかりました」

 

 彼女はにこりと笑うと、ボクに近づいてきた。

 

「カヅサさん、診せてもらえますか」

 

 候補生に支給されている制服にマント。そして、ボクの名を知っている……。

 どこかで見たことがある気がするのに、頭に靄がかかったように思い出すことが出来なかった。

 

「初めまして。よろしく頼むよ」

 

 笑うことで精一杯だった。

 

 

 

「えっと、カヅサだっけ? とりあえず、合流できて良かったぜ!」

 

 治療を受けるために飛空艇に移動した後、ボクは色んな人から紹介を受けた。

 元々ボクはそこまで他人に興味が無い。正直、覚えた人の方が少ないし、どちらかと言えば戦場に近い場所とは思えない砕けた雰囲気の方にボクは感心していた。

 

「助けてくれてありがとう。クラサメ君も、気付いてくれてありがとう」

 

 ボクの白いマントを持っていた彼は、治療の後、何も言わずに肩に掛けてくれた。その暖かさから、彼がボクを探している間ずっと握っていてくれたことがわかって、ボクは心細さもなくなった。

 

「ああ」

 

 だが、彼は殆ど喋らなかった。ボクと目も合わせてくれない。

 ただ、合わない目が物語っていた。何かを、恐れているのだと。

 

「なあ、お前もこいつらと同じ『候補生』ってやつなのか?」

 

 聞いてきたのは、ゼルと呼ばれる青年だった。候補生と同じ年頃に見える。

 

「そうだね。マントの色から察するに、クラスは違うと思うけど」

「てゆーかさ、なんでアンタ、候補生の格好なのよ?」

 

 ボクの答えに被せて、明るい赤色の髪をした少女が言った。

 

「そうそう。アンタ、研究室にずっと閉じこもってたじゃ~ん」

「……」

 

 同意をしたのは、金髪の少年だった。彼も、先ほどの赤髪の彼女と同様に、朱のマントを着けている。

 

 朱のマント……?

 

 覚えている。

 ボクは個人の研究室を持っていた。そこで、朱のマントを纏う男女と何らかの関わりを持っていて、彼らの力を借りて何かの研究に没頭していた。

 ならば、ボクは『幻の0組』と知り合いだったということか……?

 思考の海に沈みそうになったとき、横から落ち着いた声が口を挟んできた。

 

「ケイト、ジャック。そこまでにしてやれ」

「え~。なんで~? たいちょー?」

「ここに来たばかりなんだ。まだ混乱していてもおかしくないだろう」

 

 そうだね~、と緩い声を出しながら、大人しくその場を後にするジャックと、むくれたような顔をしてジャックの後を追いかけるケイト。そして、2人を追い返したまま、黙りこんだ彼。

 彼が何か言ってくれるのを待っていたけれど、期待に反して、彼はその場を離れようとした。

 

「ねえ。何をそんなに怖がっているの?」

 

 ボクは思わず、彼に強めの声をかけていた。その言葉に、彼の肩が微かに揺れた。どうやら、的外れなことではなかったようだ。

 口下手な彼だが、ボクが彼の言葉を大人しく待てば、自分の気持ちを素直に吐き出してくれるはず。

 そう思っていたのだが、彼はまた無言で、ボクに背を向けて歩き出した。

 

「ちょっと待ってよ、クラサメ君! いったいどうしたって言うの!」

 

 追いかけて、肩を掴む。

 振り向かせようとした途端、辺りを冷気が包んだ。

 

「お前を、味方だとは思っていない。私から離れろ」

 

 ボクは、大切な親友に、切先を向けられていた。

 

カヅサ目線でした!

この後どう持って行こうかな~!(見切り発車)

 

では、おやすみなさ~い!

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